転職活動を始めて3ヶ月経ったのに決まらない転職先。こんな時どうする?
どこまで同じやり方続けるべき?今のままの転職活動のやり方で、いいの?
転職活動を始めて3ヶ月過ぎたあたりから
「あれ?仕事ってこんなに簡単に決まらないの?」
「仕事決まらねぇ・・ヤバい焦る・・」
「書類審査はいつも通過するのに、面接での面接官の反応がなぜか悪い・・・」
と転職先が決まらないことに不安を持つ人は多いです。
特に前職を退職してから転職活動に専念している方は余計に不安ですよね。
転職活動をはじめた最初の頃は不採用が続いても「まだ始まったばかり!細かいことを気にしても仕方ない!」と思っていても、本気で面接を受けて内定を取りにいっている企業でもすんなり落ちると、段々と気持ちが焦ってきます。
ここでは転職活動を始めたものの、なぜか?転職先が決まらない方へ向けて、ケース別に対応の仕方をご紹介していきます。
どれも陥りがちなものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
転職活動中に感じる不安「結局、転職成功者は満足しているの?」
とにかく給与をあげたかったAさん
大学卒業して入社した会社で3年目。昇給はほんのすこしずつ、現在の給与は入社した時とほぼ同じ月額19万7500円。年収も、1ヶ月ずつのボーナスを足して、280万に届かないくらい。
25歳になったAさんは、ある日何気なく見ていたニュースを聞いて愕然とします。「2016年の平均年収は前年より2万円アップの442万円となり・・・」え?平均年収ってそんなに高いの?僕って平均より160万も給料低いんだ・・・。確かに同級生の話を聞いてもボーナスで車買ったとか聞くけど、今の年収では車を買うなんて無理だし、やっぱりうちの会社って給料すごく低いんだな・・・よし!転職しよう!次は『平均給与』っていうのを目指そう!
こうして転職活動に踏み出したAさん。転職サイトの「希望年収」だけを見て、「400万」以上の条件の会社に、どんどんエントリーしていきます。
しかし、返ってくるのは「このたびはご応募いただきましたが、ご期待に沿えず・・・」というメールばかり。たまに書類審査に通過しても、面接はまったく会話が噛み合わず、一次面接すら通過しません。「自分ってそんなにダメだったのかな・・・」すっかり自信をなくしてしまいます。
さて、Aさんの「誤解」を解いていきましょう。Aさんが聞いた「平均年収」。実はこちら、「全年齢の平均」です。Aさんが当てはまる「20代前半」の平均年収は、実は248万円と、Aさんの給与はけして「平均年収以下」ではなかったのです。(2017年民間給与実態統計調査より)
それを知らず、闇雲に「年収400万以上」に固執してしまったAさん。「仕事内容」と「自分の経験とのすり合わせ」ができておらず、ほとんど書類審査を通過することができなかったのです。
Aさんはそれに気がついた後、「20代は給与が低くても、着実に毎年昇給する、経験を重視する仕事」の中から、「着実な知識の習得を目指したい」という志望動機で見事内定をかちとることができました。
見切り発車で退職してしまったBさん
Bさんは転職経験1回、3年前に入社した中堅どころの商社で営業をしている30歳男性です。
初めての転職では軽い気持ちで登録した転職エージェントから連日のようにオファーが届き、「なんだ、転職ってこんなに簡単なんだ」という印象を持っていたBさん。
ある日、直属の上司と営業方針をめぐって衝突してしまいます。「あんな理解のない上司だったなんて!・・・こんな環境にいても、いい仕事なんてできるわけない。よし、転職しよう!」もともとフットワークの軽いBさんは、早速翌日会社に出向き、「というわけで退職します。引継ぎが終わったら、残っている有給を申請しますので、よろしくお願いします」と上司に伝えてしまいました。同僚からは「考え直せ」「落ち着け」「一旦上司と話し合え」といわれましたが、一度言い出したら聞かないBさん、強引に退職願を置いて帰ってしまいました。
そんなことができるのも、前回の成功体験があったから。「有給休暇がまるまる一か月分は残っているし、次の入社まで1ヶ月くらいはゆっくり旅行とか行くのもいいな!それくらいの貯金はあるし。さて、同じ転職エージェントに再登録だ。明日にはいっぱいスカウトがくるんだろうなあ~・・・」そう思って眠りについたBさんですが、前回のような反応はありません。
問い合わせをして、「どんどん書類出していきますから、会社を紹介してくださいね!」と伝えても、「今回はご紹介できる案件が今少なくて・・・」とリアクションが薄い。有給休暇が終わった1ヵ月後、さっぱり進まない転職活動に、やっとBさんは焦りはじめました。
さて、Bさんの「敗因」はどこにあったのでしょう?
まず1つ目は、「採用環境の変化」です。実はBさんが前回転職活動をしたのは、「とてもいい時期」だったのです。求人倍率も高く、求人が増加する2月にたまたま転職活動を開始しました。今回Bさんが動いたのはもっとも求人が少ない4月。
2つ目の敗因は、「退職を決めてから転職活動を開始してしまったこと」です。何か前向きな理由で転職しようとしたのではなく、「今の会社がいやだから」という後ろ向きな理由で転職を考えているのではないか、と思われてしまいがちな離職後の転職活動。
そして3つ目の敗因が「一度目に利用した第2新卒や若手、未経験に強い転職エージェントを30代になったのに引き続き利用してしまったこと」です。1度目の転職活動でも、深く考えずたまたま目に付いた転職エージェントを利用したBさんは、その転職エージェントがそのような特徴を持っていることをすっかり忘れていました。
この失敗に気がついたBさんは、その後「30代以上の経験者」に強い転職エージェントを利用し、次に求人が多くなる6月に備えて空白の期間を資格取得の勉強にあてて、見事2度目の転職を果たしました。
参考:転職する最適なタイミングは?季節ごとの動向を見極め転職しよう
面接が苦手なCさん
新卒で入社したメーカーでずっとルート営業をしてきたCさん。給与にも職場にも不満はないけれど、現在28歳のCさんには実は大学時代にずっと憧れてきた仕事がありました。それが「出版」に関わること。
大学時代も何社も出版社を受けましたが、2次面接で敗退してしまうことが多く、ずっと面接に苦手意識をもっていました。一度はあきらめたものの、やっぱり夢にもう一度チャレンジしたい。そう考えたCさんは、未経験でもチャレンジできる出版社の募集に応募してみることにしました。
しかし今度も同じように、書類審査には通過するのに、面接であつく志望動機を語れば語るほど、面接官の反応は悪くなるばかり。「やっぱり僕に出版の仕事は向いていないのか・・・」と出版社への転職が決まらないことに諦めを感じつつありました。
さて、Cさん、実は就職活動のときと同じ間違いをしていました。それが「あつく語った志望動機」。Cさんはいかに本が好きか、本を読むことへの情熱を延々と語りました。面接官からしてみると「本が本当に好きだということはよくわかった・・・しかし、ウチの仕事ができるかどうかは、本が好きだということだけではわかんないんだよなあ・・・」と思うしかありません。
たまたま登録した転職エージェントでその点を指摘されたCさん。今まで培ったルート営業での交渉力で出版社の営業として仕事ができます、とPRすることに切り替えたところ、大学時代から希望していた大手出版社に営業として入社することができました。
面接中に「これ落ちた…?」と感じたときの効果的なリカバリー法
転職活動を始めて3ヶ月ぜんぜん決まらない転職先。こんな時どうする? まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したAさん、Bさん、Cさん、それぞれ本当によくあるケースです。
転職活動を始めたものの、なぜか?転職先が決まらない方と不安になっている方は、Aさん、Bさん、Cさんの失敗例を参考に転職活動を改めてみましょう。
この失敗例に当てはまらず、自分の転職活動に「大きなミス」があるのか、ないのかよく分からないという方は、転職エージェントへ会員登録してみてください!
自分の考えやこだわりだけを押し通して転職先が決まらない!と嘆くくらいなら転職エージェントのキャリアカウンセリングを受けたほうが良いに決まっていきます!
カウンセラーのような立場で客観的な目線で相談にのってくれるので、転職活動に煮詰まっている人こそ利用するべきなのが転職エージェントです。
相談した後は、キャリアカウンセラーが今までのあなたの経験や実績、性格を踏まえて最適な企業を無料で紹介してくれますよ。
参考:効率よく就職したいなら転職エージェントを有効活用しよう!
元転職エージェント社員が語る『ワンランク上の会社に転職できるコツ』
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転職エージェント
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